東京目黒の庭園美術館で有元利夫展を観た。若くして安井賞を受賞し、38歳で夭折した画家だ。静かな静かな世界だ。チェンバロやリコーダーの音が聞こえてきそうな深い世界だ。かつて35年くらい前、夭折された時に彌生画廊で個展を観た。数々の作品と再現されたアトリエの展示もあったような気がする。あの時も静かな世界だった。その後弥生画廊から今は三番町小川美術館で、毎年2月の命日の時に回顧展が開かれている。個人的には安井賞を受賞した「室内楽」よりその数年前に描かれた「花降る日」がいい。
有元利夫展ー天空の音楽ー
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