テラコッタ(やきもの)や乾漆(仏像などを作った技法で、粘土で形を作り、石膏で型どりしたり、漆や麻布を何層か被せたりして作られたもの)の抽象立体や人物像が置かれ、ギャラリーがまた違う空気に包まれました。壁面にはアクリルやパステルによる平面作品を展示しています。具象表現のたおやかな女性像は、ほおづえをついたり、座ったり、ゆったりしたポーズで、内面からあふれ出る思いを静かに伝えているようです。風や、森や、花や・・・タイトルにも表れる自然への愛情が、抽象でも具象でも、色や形や様々な表現方法で見ることができます。大きなパワーを持った静かで安らかな世界です。
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