国分寺くるみギャラリー

国分寺駅 北口から徒歩約6分の小さなギャラリーです。よいものを展示してよい空間を。企画展示とともに、貸しギャラリーとしてギャラリースペースをレンタルしています。

竹久夢二 震災スケッチ展 復興記念館

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今日本は復興に向けての真っ最中です。でもまだまだ小さいですが地震もあります。不安な毎日です。
墨田区両国の横綱町公園 の復興記念館に「竹久夢二 震災スケッチ展」を見に行きました。関東大震災の直後、竹久夢二が焼跡の様子・悲惨さをスケッチしたもので、新聞(東京新聞の前身)に連載されたそうです。あの艶っぽい女性を描く夢二が震災の絵を描いたというので興味がわきました。
 まず、復興記念館ですが、まるで昔の大阪の天王寺美術館の地下のような(わからないよなあ)渋いレトロな建物でした。1階は関東大震災の様子を写真・スケッチ・資料などの展示でした。その中には外国(フランスやアメリカ)からの援助された医療器具や物資、「HELP JAPAN!」の見出しのある外国の新聞、外国の義援金募集のポスター、集まった義援金 の使われ方のグラフや資料などの展示もありました。
 うーーん、時代こそ違え、今年の今の日本と同じではないか。その当時もすぐ外国の援助はあったのだ。義援金も集まったのだ。また流言飛語や風評被害もあったのだ。そして人々は立ち直ろうとしたのだ。
 今美術に携わる私たちは何ができるのでしょうか。ボランティアに行くもよし、募金するもよし、呼びかけるのもよし、絵を描くのもよし、ものを作るのもよし。ここ復興記念館にはそのヒントがいっぱいあるような気がしました。